世界の中高年ライダーに向けたベテランモトクロスの祭典『2023ワールドVET(11月3日〜5日 グレンヘレン・レースウェイ)』へ、コロナ明け、久しぶりに遠征してきました。
すでに当ブログでもお知らせした通り、今回は目の不調により、残念ながらレースはDNSとしましたが、久々のカリフォルニアの空気、唯一無二のワールドVET会場の雰囲気に浸りつつ、各国各州からのVET仲間との再会を歓び合い、来年に向けコースやライバルの観察と分析にも励みました。
↑ チームJAPAN、左から 田渕武(+55エキスパート)、監督役にまわったカミカゼ、源治篤(+60エキスパート)、チャンドラー佐藤(+65インターミディ・+60インターミディのダブルエントリー)夫妻、初参加の井口充(+45ノービス)。全員マシンレンタル『STAPO』を利用。
↑ レースウィーク木曜の練習日から各自セッティング&コース攻略に励んだ。
↑ グレンヘレン名物 超バンク第1コーナー。以前とは大会レギュレーションが変わり、レースは土日で計3ヒートを走って総合順位が出る。土曜1ヒート+日曜2ヒートになるか、土曜2ヒート+日曜1ヒートになるかは、参戦クラスとレース順による。コロナ明けで増大するエントリーに、2列スタートや3列スタートも当たり前だったが、レースは混乱なくじゃんじゃん消化され、どんどん進む。
↑ これもグレンヘレン名物、大坂上り、大坂落とし。コースは80歳代ライダーも走れるようなだらかにレイアウトされ、AMAナショナルのような険しいジャンプがない代わり、高低差はばっちりある。この写真、よく見るとコースアウトしたライダーが登っている。。。なかなかやるなぁ。
↑ 2歳年上のライバル、ピート・ディグラーフ夫妻(カナダ)と再会。カミカゼの目のことをとても心配してくれて残念がって、来年のバトルを約束した。ピートは+60エキスパートクラスでダグ・デュバックに続く2位獲得。
↑ 受付を済ませ歩いていると、地元ライダーのトッド(右から2人め。ユナイテッド航空のパイロットで日本にも仕事で飛んでいる)と再会。大きなアメリカンに挟まれ田渕くんが細く見える笑。
↑ スーパースター、ジェレミー・マクグラスご本人と。+50プロクロスや2ストクラスを走っていて、まだまだ鮮やかに速かった。
チームジャパンはチャンドラー佐藤が+65インターミディクラス総合優勝を飾り、田渕くんが+55エキスパートクラス4位入賞の大健闘だった。源治くんも井口さんも頑張ってケガなく無事終了。
↑ チームジャパン&サポート隊で記念写真。オツカレサマ!また来年だぁ!!
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というわけで、ここからはレース会場以外のあれこれアップします。カリフォルニア滞在の様子や雰囲気も伝わるかな。
◆成田からロサンゼルスへ飛び、レンタカー2台で一路東へ向かった一行は、、、時差ボケ解消がレースのための第一課題だ。
↑ エルシノアにあるマシンレンタル『STAPO』宅を訪ね、借りるマシンや練習日のための打ち合わせ。
↑ エルシノア湖畔を散策、ボーッとして和んだり。
↑ ある日は『カミカゼお気に入り』のルビドー山へ登る。ここは地元民の憩いのウォーキングコースで、いくつも周回路がある。
↑ 山頂には巨大な十字架があり、そこまで頑張って登る。片道40分くらいか。
↑ 高い。ちょっと怖い。が眺望は素晴らしい。
↑ これは『友情の橋』というそうで、1932年ロサンゼルスオリンピックに出場した日本人選手の記念碑が掲げられていた。
他にもFOXレースウェイを見物したりチャパラルへ行ったり、満喫。
◆そんな中、下田丈選手に会って、少しだが話をすることができた。
ホンダワークスへ移籍して間もない時期で、夢と希望に満ちて輝くその姿に純粋に感動し、弁えある彼の言動にも感心した。とことん活躍して欲しいと願う。頑張れジョー選手! 先日のパリスーパークロスも総合優勝して調子も良さそうだ。
◆レースウィークは、グレンヘレンまでアクセスの良いキッチン付きのホテルに滞在した。外食はあまりにも高いので、スーパーで買い出しをして自炊が基本。
↑ ある日の夕食、メインにステーキ、日本から持参の器を使い調味料を振って電子レンジで美味しく仕上がる。プラス野菜サラダ、アスパラガスやムール貝や小エビなど、そして濃い目のビール、カリフォルニアワイン。
↑ またある日はSWAYという白身魚で。メインディッシュをポーク、チキンなどローテーションしながらインゲンやアスパラを付け合わせる。朝食は『白米・おかか・海苔・梅干し・味噌汁』の和食セット、またはオートミール∔味噌汁、ampmのホットドッグ、昼は自作のサンドイッチなど。
↑ レースを終えてロサンゼルスへ戻った最終夜は、町中華のテイクアウトとスーパーのデリチキンでカンパイ。源治くんとカミカゼは最後まで『スーパーで買える美味いビールの開拓』に余念がない。普段ほとんど飲まないという田渕くんは、今回の遠征ですでに3年分のお酒を飲んだらしい。明日のヒコーキで帰ります。
↑ 突然のDNSという残念な結果に終わったが、カミカゼは諦めません。応援いただきました皆様には、ありがとうございました&DNS申し訳ありませんでした。来年へ向け、また挑戦の日々を送ります。
◆2023ワールドVETの模様は、
オンラインマガジン WebMr.Bike (ワールドVETレポート)
オンラインマガジン バイクの窓口 (ワールドVET紹介記事)
月刊ダートスポーツ12月24日発売2月号(レジェンドオブオフロード記事内)
で掲載されました。
◆後日記
帰国後もしばらく目の具合は不調だったが、11月19日、長野県『フラットバレー2』プレオープン日に久しぶりに乗ってみたところ、楽しく走ることができ、視界の改善を実感しました。このまま回復することを祈りつつ、今後も通院しながら各部故障を修理します。
posted by Kamikaze130 at 14:52
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